科名:クマツヅラ科
属名:イワダレソウ属
学名:Lippia canescens
別名:リピアカネスケンス・姫岩垂草
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:乾燥も強いですが、やはり水を好みます。
:日当たりの良い場所(少々の日陰でも育ちます。)
:繁殖力がバツグン!!初心者でも十分育てられます。
開花:初夏~夏(6月~9月頃)
植え付け時期:4月~7月頃
雑草を駆逐してしまうほどの繁殖力があり、横にはうようにして広がります。背丈も低く葉も小さく多いのでクラウドカバーなどに最適です。実際に雑草対策などにも使用されます。
伸びた茎からは葉だけでなく小さな白い花もたくさん咲かせ、花の中心部分はピンクや黄色に色付くので、見た目もかわいらしい花です。
その繁殖力を生かし適地では、ほとんど手間も掛からず短期間で広がり、雑草などは目立たなくなります。活着状態まで成長してしまえば、厚さ寒さ乾燥などにも強く、枯れてしまう心配は殆どありません。
ヒメイワダレソウは、初心者でも十分に育てられる植物なのですが、その強力な繁殖力が仇になることもありますので、植える前によく考えてから植えてください。
他の植物を同じ土地に同じようにして植えてしまうと、ヒメイワダレソウは、広がるスピードが早く他の植物が成長する前に、覆いつくしてしまったり、他の植物の成長を妨げる恐れがあるので注意が必要です。
比較的広い面積で、雑草の繁茂を抑えたい場合や、しっかりと仕切りや段差などを作り、必要以上に伸びた部分をこまめに切り戻してあげるようにしましょう。
●植え付ける時期は4月~7月頃までが、適しています。なるべく陽当たりの良い場所を選んでください。
●植える前には、雑草などを除去してから植えてください。酷い場合は除草剤を散布して一週間~二週間ほど置き、枯れた雑草などをきれいに取り除いてから植えてください。
●準備が整ったら、1㎡あたり3~4苗を植えます。より早く面積を覆いたい場合は、1㎡あたりの苗の数を増やしてください。
●のり面を整地して間もない場合は、雨などので表面の土が流れてしまう可能性があります。少し深めに苗を植えるよう心がけてください。
●植え付け後、活着するまで1週間ほど一日一回水やりをしてあげると良いでしょう。冬が来る前に十分な活着状態まで育ててあげてください。未活着状態のままですと冬の寒さに耐えられず枯れてしまう恐れがあります。
活着後は、放っておいても育ちますが、たまに様子は見てあげてください。乾燥にも強い植物なのですが、日照りや乾燥した状態が続くようであれば、水をあげてください。
とくに植え付けして間もない未活着状態の場合は、水が一番必要になる時期なので、定期的に水を適量まいてあげると良いでしょう。
また極端な痩せ地などの場合、水とともに援効性肥料を与えてあげてください。肥料を与える時は、葉にかからないよう成るべく根もとに与えてあげてください。
植え付けの際は、苗を植える時に作った穴に援効性肥料を先に入れ、その上に苗を植えてください。
陽当たりの良い場所を好みますが、少々日陰になるぐらいの場所なら普通に成長していきますので、心配しなくても大丈夫です。日常的によく踏まれる部分は、薄くなりますが枯れる心配はありません。
また、適度に踏まれた部分の葉は細くなり、密度も高まります。
ですが、花はあまり咲きません。
繁殖力が強いので、放っておいても育ちますが、よりよい景観を保つ為には、刈り込みや接触ストレスも大切です。そうすることで、よりきれいに密度を高くすることが出来ます。
植え付けして一年目など、間もない場合は必要ありませんが、背丈が高くなり始めたら刈り易い方法で、刈ってあげてください。
冬など、平均気温が10℃以下になると茎や葉が枯れたような状態になりますが、これはヒメイワダレソウの休眠状態なので、また5月~6月頃には、葉が色付きかわいらしい花を咲かせてくれます。
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