皆さん、こんにちは、ネガトールとは?をご覧いただきありがとうごさいます。
さて、「ネガトール」についてネガトールって何?・・・と、このページをご覧になった方々、別の場所で目にした方々、皆様がそう思われたと感じます。
石川県能美郡川北町にある小さなレース工場「寺井レース」が新しく作った防草植栽シートのことで、防草シートの効果と植栽シートの効果を併せ持つシートです。
従来の防草シートの殆どは、シート下の雑草が光合成などを行えないようにする為、極力日光を通さないように作られています。日光を遮断するのに一番いいのは、隙間を完全に塞ぎ光を地面へと到達して、雑草を抑え込みます。
ですが!そこに防草用の植物を植えても、根がシートに阻まれ十分成長できず、広がりません。また、通気性や透水性がなく、モグラや害虫などシート下の地面に悪影響が及びます。
そこで、寺井レースが着目したのは、防草植栽という分類です。
防草植栽シートは、雑草を食い止めながら、植栽された植物が育つように作らなくてはなりません。しかし、それは当たり前のこと・・・、この二つを一番良い形で、効果的に使うにはどうしたらいいか?
そこで、寺井レースがこのシートに一番大切なのは、防草効果は勿論ですが、それ以上に植え付けされた植物(ヒメイワダレソウや芝)がすくすくと育ち、地面にしっかりと根付き、シート全体を覆ってくれることだという結論を出し、新しく作った防草植栽シートに「ネガトール」と名付けました。
確かに育ちます!ネガトールは単体でも、遮光率95%と比較的高い数値を持っています。ですがヒメイワダレソウやクラピア、その他、防草に適した植物と併せて使用することで、シート単体では実現できない防草効果の向上と、シートの寿命延長が得られます。
防草に使用されるシートは、その殆どが敷きっぱなしの状態で使用されます。
その土地を雑草から守り、除草作業を軽減してくれるのは確かなことですが、シートを守る物が何もありません。
どんなに頑丈なシートでも、太陽の直射日光に長時間さらされ続けたり、強い雨風など、自然に対して適用するには、限界があります。
そこを補ってくれるのは、自然の力、植物の力が一番効果的です。日光を浴びすくすく育ち強い雨風で鍛えられ、更に確りと大地に根をはることが出来るのは、やはり植物です。
その為に、ネガトールは最適な透水性と通気性を兼ね備えています。植え付けされえた植物は、シートを挟み地面に根付き成長します。せっかくシート下まで根が伸びても、状態の良い土を植物に与えることが出来なければ、すくすくと育ちません。
その土地の土に対して寺井レースは、人間の肌と似ていると考えます。
例えば、通気性・保温性・保湿性や発散性がない生地を肌に巻き長期間過ごせば、不快感や肌トラブルなどに見舞われるでしょう。土地の表面も同じで、通気性や透水性が悪いシートを使えば、トラブルが起きればその様な環境を好むモグラや害虫などがはびこり、植物にとっても、土地の持ち主にとっても良い結果を得ることは出来ません。
このような事態が、施工を完了した後に起こらない様、植物の育ち方、シート下の環境維持を中心に考えられたシートが「ネガトールです。」
ネガトールはよく目にする防草植栽シートとは違い、細かな繊維を絡み合わせた複雑な構造をしておりません。とてもシンプルです。
ネガトールは、土にかえるタイプのシートではありません。残るタイプのシートです。使用している素材は高密度ポリエチレンで作られたシートと糸を100%使用しています。
ネガトールは、面積の殆どが一枚の全く隙間のない高密度ポリエチレンのテープで作られています。その部分だけを見れば、マルチシートと同じで、通気性や透水性は勿論、植物の根が通る場所もありません。
一枚のビニールシートと同じです。その為ネガトールの中で、この部分が主に活躍する性質は遮光性です。ネガトールの遮光率の大部分がこのテープの部分に依存します。
そして、ネガトールには、縦にループして編まれた鎖状の組織が存在します。このシートに植え付けされた植物が、すくすく育ちシート下の土壌に容易に根付くことができる秘密は、全てこの部分にあります。
根が容易に根付く事は勿論、通気性や透水性もこの部分から得ています。ネガトールが防草植栽シートとして機能する為に必要な要素が、詰まっています。
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